小澤征爾さんの指揮するコンサートに行ってきました
昨日は水戸芸術館に、小澤征爾さんの指揮するコンサートに行ってきました。
演奏内容
組曲が3曲演奏されました。
1曲目は、なんと指揮者無し。モーツァルトが10代のときに作曲した曲で、とても有名な、誰でも知っているような曲でした。ディヴェルティメント ニ長調 K.136(125a)という曲名です。傲慢に言えば僕もこの曲はのんきな曲だと思っていましたが、パンフレットにも、貴族が食事のときに気楽に聞き流せるような曲だったようです。
2曲目は、小澤征爾さんが指揮、宮田大さんのチェロが目立つ演奏でした。ハイドンのチェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.Vllb-1という曲名です。宮田大さんは初めてだったのですが、素晴らしかったです。この方の表情がすごく豊かで、まるで歌っているかのような演奏でした。小澤さんはときどきイスに腰掛けて体力を温存しつつも、要所では立ち上がり、全身で指揮をとられました。僕には聞き覚えの無い曲でしたが、宮田さんの演奏が素晴らしく、いい曲だと思いました。
3曲目も、小澤征爾さんが指揮、宮田大さんも演奏に加わっていましたが位置は奥の方に換わっていました。モーツァルトの交響曲 第35番 ニ長調 K.385“ハフナー”という曲です。この曲は大胆でテンションが高く、パーティーなどにはふさわしくなく、とても聞き流せるような曲ではありませんでした。このような威勢のよい曲ですから、小澤さんも活動的に指示を出しているようで、見応えがありました。
小澤征爾さんの指揮を生で観られたり、宮田大さんという若い才能を知ることができたり、海外でも演奏経験のある質の高い楽団員の皆さんの演奏を聴くことができたりして、よい機会になりました。
夕食
水戸芸術館に行く前に水戸京成百貨店で夕食を摂りました。最近読んだ旅の本によると、関東人ならば東日本では親子丼が失敗が少ないようでした。そこで、親子丼を注文しました。
ふわふわの溶き卵が美味しく、海苔が載っていたり、200円で小丼を追加できたりと、たいへん満足できました。また、レストラン街の中心付近で、天井が開放的にフロアを広く見渡せて、いい場所でした。比較的低価格のファミレス並みの価格でこの環境でしたから、とてもよかったです。
神戸屋キッチン
水戸駅まで戻ってきたところ、駅ビルのパン屋の神戸屋キッチンが、50%オフでした。上質の数々のパンを半額で買えたのですから、たいへんお買い得でした。帰りの電車と、今日の二度の食事で楽しめました。