安藤忠雄展に行ってきました
氏が設計された多数の建築物について、様々な方法で鑑賞できました。
建築模型、映像、写真、設計図などです。
光の教会は屋外展示でした。
小雨が降っていましたが、教会の建物の入り口までは、傘を借りて移動できました。
雨天でも、教会の建物内の薄暗さとのコントラストで、建物に空けられた十字の形の隙間が随分と明るく感じられました。
教会に明るい光が射している写真を見ていたときには、素晴らしい素敵な空間とばかり思っていました。
けれども、寒い日には厳しい環境なのではないか、と想像できたのは、この展覧会での収穫の一つかもしれません(勝手な想像で、実際はそうでもないのかもしれませんが)。
また、こじんまりとした教会でした。
室内に長椅子が3つほどしか並んでいなかったので、縮小して再現した建物なのでは、と思いましたが、後日ラジオで原寸大と聞き、そうだったのかと思いました。
コシノ・ヒロコ邸も模型などが展示されていたと思います。
後に改築されるまで、家の中が寒く厳しい環境だったが、それは自分にとって必要なものだった、とコシノ氏は語っていたようです。
住吉の長屋も含めて、快適性の追求だけでなく、厳しい環境も作られてきたようです。
植樹などの活動をされている映像が上映されていました。
映像で表現されていたメッセージは次のようなものと私は理解しました。
花を見ると感動する。
感動は、生きるエネルギーになる。
植樹で感動することができる場を作ることができたら、それも建築。
安藤氏の建築の写真がたくさん掲載されているような本を買おうかと以前思っていましたが、今回の展示会で、最近の建築の写真も含む、写真が中心の充実した本を買うことができました。
安くはありませんでしたが、いいものを買うことができました。