Western DigitalのHDDを保証で交換
東芝のニュースでよく出てきたWestern Digital(WD)。
HDDの大手メーカーで、WD Blueという製品を利用してきました。
動作に異常
このドライブ上のファイルをコピーするとき、これまで起こらなかったエラーが発生するようになりました。
S.M.A.R.TというHDDに搭載されている自己診断機能を利用するソフト(Crystal Disk Info)を使用してHDDの状態を確認したところ、下記のような状態でした。
---------------------------------------------------------------------------- (2) WDC WD20EZRZ-00Z5HB0 ---------------------------------------------------------------------------- Model : WDC WD20EZRZ-00Z5HB0 Firmware : 80.00A80 Serial Number : WD-WCC4M2NRPN4K Disk Size : 2000.3 GB (8.4/137.4/2000.3/2000.3) Buffer Size : 不明 Queue Depth : 32 # of Sectors : 3907029168 Rotation Rate : 5400 RPM Interface : Serial ATA Major Version : ACS-2 Minor Version : ---- Transfer Mode : SATA/600 | SATA/600 Power On Hours : 4029 時間 Power On Count : 6366 回 Temperature : 28 C (82 F) Health Status : 注意 Features : S.M.A.R.T., 48bit LBA, NCQ APM Level : ---- AAM Level : ---- Drive Letter : D: -- S.M.A.R.T. -------------------------------------------------------------- ID Cur Wor Thr RawValues(6) Attribute Name 01 200 200 _51 0000000002E5 リードエラーレート 03 176 166 _21 000000001068 スピンアップ時間 04 _94 _94 __0 0000000018DE スタート/ストップ回数 05 200 200 140 000000000000 代替処理済のセクタ数 07 200 200 __0 000000000000 シークエラーレート 09 _95 _95 __0 000000000FBD 使用時間 0A 100 100 __0 000000000000 スピンアップ再試行回数 0B 100 100 __0 000000000000 キャリブレーション再試行回数 0C _94 _94 __0 0000000018DE 電源投入回数 C0 200 200 __0 000000000008 電源断による磁気ヘッド退避回数 C1 143 143 __0 00000002A24A ロード/アンロードサイクル回数 C2 119 109 __0 00000000001C 温度 C4 200 200 __0 000000000000 セクタ代替処理発生回数 C5 200 200 __0 000000000031 代替処理保留中のセクタ数 C6 200 200 __0 00000000002F 回復不可能セクタ数 C7 200 200 __0 000000000000 UltraDMA CRC エラー数 C8 200 200 __0 000000000036 ライトエラーレート
Health Statusが「注意」となっていて、問題があることが示されています。
S.M.A.R.TのIDで、01、C5、C6、C8辺りを問題がある値と判断しました。
WDの保証
保証期間内でしたので、交換を依頼しました。
保証依頼の理由として、S.M.A.R.Tエラーが選択できましたから、問題なく依頼できました。
送付先は国内でした。
以前は国外に送付する必要があったようですから、それよりも依頼しやすくなっていました。
保証を依頼する手間、送料など、保証を受けるためにも負担がありました。
保証では新品ではなく整備品が送られてくることになっているようです。
送られてきた箱には、DELLと印刷されていました。
10月17日に不良品を発送して、同月の27日に良品が送られてきましたから、発送してから良品が届くまでに10日かかりました。
保証期間内を安心して使い続けられなかったのは残念でしたが、送料のみの負担で、整備品が送られてきたのですから、よしとしなければならないのかもしれません。
WD Blueは低価格ですから、シーゲイトと同様に、故障率が高い場合もあるようです。
日立製のHDDの評判が高かったようで、これは故障率が低く、信頼性が高いようです。
うちでも同じPCで1台のドライブは日立製ですが、上記のS.M.A.R.Tを調査した時点で16,234 時間使用していましたが、S.M.A.R.Tに異常は見られず、現在まで特に問題が起きていないようです。
日立のHDDは、現在はHGSTから出ているようです。
ただし、製品の種類が限られているのかもしれません。
ちらっとショッピングサイトで見てみたところでは、容量の種類がやや少ないようでした。
欲しい容量の製品が出ている場合は、良い選択肢のひとつなのではないか、と思います。