リヒテンシュタイン展のバーチャル美術館
このバーチャル美術館は、朝日新聞デジタルのサイト内のコンテンツとなっています。国立新美術館で開催されているリヒテンシュタイン展を、3D映像として画面表示し、実際の会場の展示状況を体験できるようになっています。これは全画面表示が可能で、高精細画像で鑑賞できるようになっていて、かなり優れたコンテンツと思います。朝日新聞デジタルにログインしていると、幾つもの部屋を鑑賞できます。
http://www.asahi.com/special/liechtenstein/
マウスのホイールを使用して、壁に掛かっている絵画に近づいたり、離れて部屋中を見渡したりできます。また、半分近くの作品は、クリックしてより鮮明な拡大画像を表示できるようになっています。
デフォルトの操作モードはかなり難しく感じられました。画面が勝手に動き続け、天井がぐるぐると回り続けてしまうようなことさえありました。画面下に横一列に並んだアイコンの内、右から2番目の手の形をしたアイコンをクリックすると、よくある、つかんでスクロールする操作ができました。こちらの方が慣れているせいか、使いやすかったです。
高画質画像の公開が美術館から足を遠のかせかねない、という心配の声もあるそうですが、現在のディスプレイに向かっての操作は負担ですので、実際に歩いて観てみたくなると思います。より直感的に、実際にその場にいるような操作体験、視覚体験ができるようなヒューマン・マシン・インターフェイスの普及が望まれると思います。